やっぱり敷居は高かった

畳をフローリングにリフォーム。

YoutubeのDIYを見て素人ながら、畳を剥がし、白ありに食い荒らされた柱に驚いた。

剥がした板に描かれていた墨出しと錆びてはいたが丈夫な釘。上質な板。昔の大工さんの正確な仕事ぶりに感動した。

それらを剥がし、ベニヤ板を貼り、フローリング材を張る。寸法を測り、フローリング材を切る。「おざね」と「めざね」をパズルのように組み合わせて、夢中になって仕上げた。最後の一ピースを嵌め込むと、やれやれできた。

とても寒い日だったので、近くの温泉で冷えた体を温め、ビールを一杯。

次の朝、仕上げに行き、襖を開けフローリングの部屋に入ろうとすると、

「あれ?」と違和感。

部屋と部屋との間に決定的な段差があった。

古い家なので微妙な傾斜があることに気が付かなかった。熟練した大工さんはそのような傾斜を見逃さないで調整するらしい。

DIYはわたしたちにはどうやら、敷居が高かった。いや、フローリングが高かった。

きっぱりと老いがきた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました