姪の子供が来年小学校に入る。準備として
・自分の名前が書けるように
・雑巾を絞ることができるように 等々
と先生に言われたらしい。
何気なく姪に
「ところであなたは雑巾をどう絞るの?」と聞くと、 おもむろに雑巾を横に持って、右手首を前に左手首を後ろにねじる。
そう 横絞り‼
「エ-。雑巾ってそんな風に絞らないんだよ。」と私。すると同席していた姪の夫、姪の父母とも、みんなみんな横絞り。 「そんなこと誰も教えてくれなかった。先生だって何も言わなかった‼」 と大騒ぎ。うーん。確かにねえ。 そこで私は「人間の手の動きのしくみから雑巾を縦に持って両手の親指側を内側にひねるようにして絞るのがいいの。横絞りをたくさん続けると手首に負担がかかるからね。」と言いました。
でもね、今の世の中雑巾がけをどこでやるのだろう。フローリングはモップがけだし、畳だって雑巾がけなんかするかしら?小学生たちもどこを拭くんだろう?昔のように四つ這いになって「よーいどん」で競争して廊下を拭くこともないでしょう。雑巾がけはあの有名な「おしん」の時代や、今ならお寺の修行僧の掃除かな?
そういえば私も幸田文という作家が父親である幸田露伴の思い出を書いた「父 こんなこと」という本を読んで、厳しいお父さんが娘に一から掃除の仕方を教える場面に感動した。こんなことは誰もおしえてくれなかったなあ。こんなに厳しく教えてくれる親がいたら・・・。
きっと私は音を上げていただろう・・・
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