実家の断捨離 1

日々雑感

年に一回のお盆がやってきた。父母はすでに亡くなり、墓仕舞いをして散骨をした。将来を考えて、お墓を守っていく自信がなかったからだ。そうなると、特別にお盆の時期にすることもない。毎日、父母にはお茶を上げて、声をかけている。お盆の時期が特別な時期ではない。主人は、自分の死んだ時は、樹木葬にしてくれと言っている。私は樹木葬などより散骨を望む。特定の宗教に縛られたくないからだ。人の死亡率は100%だから、体はいつか滅びる。いつか朽ち果てる。死んだ後も何年も供養してほしくない。時々家族が思い出してくれればいい。いや、思い出さなくてもいい。

お盆休みはまとまった夏季休暇が取ることができる。まとまった休みになっても、コロナの影響で外に遊びにいくもの気がひける。そうだ、実家の片付けをして、せめて父母の心を安らかにしてあげよう。父の死後一人暮らしの母が亡くなって、4年間、ほったらかしの実家の片付けもぼちぼちしないといけない。

入院中のパジャマがあった。一緒に診療請求、領収書、介護保険の膨大な書類がある。そういえば、何枚も住所と氏名を記入したっけな。代理人の娘がまだボケてなくて(本当か?)よかったねえ。こういう事務作業は本当に疲れる。それでも説明する事務職員や看護師さんは丁寧でほとんど、ルーチン化しているから、サクサク進む。印鑑を言われたとことに押して、おしまいた。毎月繰り返されるこの作業。

相続のために手続きにはこの膨大な領収書等の提出が必要だ。保存しておかなければならなかった。今度はこれを処分するのが一苦労だ。大型のシュレッターがあればいいが、一般家庭にはないだろう。手で破き、個人情報が分からないまで細かくくだく。うう、これは紙に違いないが、燃えるゴミに出したいものだ。

こうして、領収書の処分で1日が終わる。

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