実家の断捨離2

読書

二階建ての戸建、建坪43坪の築50年ほどの実家である。一皆部分は、8畳が2部屋、6畳が2部屋、縁側つき、庭付き、トイレは男子トイレ、洋式トイレ、風呂は浴槽とシャワーで2坪程度の広さ。ゆったりとしたしっかりとした構造。ただし、寒い!。これは東北地方の宿命か。底冷えのするさむさ。畳をフローリングにリフォームした珍道中はあとにして、断捨離2。

実家の断捨離で一番メンタルをやられるのは、親の手紙類。自分が出した手紙、孫の手紙、親類とのやりとりなどなど。一枚一枚封筒から取り出して当時の達筆な文字を追う。季節のあいさつ、お中元のお礼、結婚式のお祝いのお礼状、お葬式参列へのお礼などなど、束になってある。しっかりと小箱に収められて、母のチェックが入っている。受け取った日付、返信した日付が几帳面にメモってある。娘の私が読んでも可も不可のない。ただ、その事実を知るだけだ。

どうしよう。

捨てるには忍びない。これは可燃ゴミかもしれないが、他人の目にふれないだろうか。大型シュレッターがあればいいのだが。とりあえず、段ボールいいれて時期を待とう。

次にメンタルをやられるのが、写真類だ。

孫の夥しい写真。私も姉も子供が一人だったため、最初の子供のせいか、写真が箱一杯ある。これはなんとかしなくては。半分は捨てることになるだろう。

次に困ったのは、親の若い時の写真。海軍の軍人だった父親の写真はきちんと整理されている。戦時中の飛行機の写真、多分アジアの地の名所、旧跡の写真。見てもどこかはわからないが、戦地での写真だろう。慰問とおもわれる相撲力士、女性ダンサーの写真がある。写真好きの父親がとったものだろうか。それともいただいたものだろうか。

・・などど考えると、あーあとでゆっくり整理しようと段ボールに押し込んでしまう。

という具合に、まるで断捨離というより「もの」の移動と分類になってしまう。それでも、いいか、とにかく、現状の把握が一番だ。

つくづく、自分のものは、シャッキリと捨ててミニマリストと流行りを気取りたいと思う。

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