木々の姿

冬が来た。雪だ。大雪だ。

朝の散歩をするようになって、木々の姿の変貌を楽しんでいる。葉が茂っている時は気が付かない枝の形や色。この木の枝は空に向かって上へ上へ伸びていたんだ。こちらの木の枝は横に広がっていて、こんな赤い枝だったんだなあ。枝の形を見るだけで楽しかった。

次の日。雪が降った。あっという間に景色が変わった。さらりと雪を乗せた枝はまた美しい。ああそういうことか。次の日さらに雪が降った。今度は枝は重そうに雪を乗せている。昨日とは全く違う枝の表情。当たり前のことなのに気が付かなかったなあ。

雪の朝山道をドライブする。雪に光る山の木々の美しさ。目を見張る。息をのむ。日に照らされた木々のしんとした美しさ。こういう美しさを見せてくれる冬。北国でなければわからない美しさだ。

きっぱりと冬が来た。

コメント

タイトルとURLをコピーしました