何気なくAbemaTVの Japans Got Talent という番組をぼんやり見ていた。ところがセミファイナルのオオトリでマリアセレンという両声オペラ歌手が出場した。圧巻だった。男声と女声の歌を歌い分ける。最初は女性の声で始まり、いきなり男性の声になった。今度は男声と女声が交互に会話するように歌い分ける。もちろん一人だ。表情も一瞬で変わる。
なんなの・・この人。呆気に取られてしまう。会場はスタンデイングオベーション。拍手の嵐。彼女は悠々とお辞儀をし、歓声に応えている。それがまた優雅。彼女なのか?彼なのか?それもまた定かではないのだが・・。
慌ててネット検索すると、あるある。コシノジュンコのショーなどにも招かれ、驚異の歌声として知られている。もうすでに世界を視野に入れて、いろいろな舞台で活躍中だった。
世の中には私の知らないことがいっぱいあるのね~。当たり前だけど。
この感動はフジコヘミングのピアノを聞いた時以来だ。もちろん、彼女の存在にも驚いたけど、感動している自分にも驚いた。
こうして自分の世界を一直線に形作っていく人もいるんだなあ。自分の美意識とか思いを・・・。
いい本を読んだとか、いい音楽を聴いたとか言いう感動とは違う。なんなんだろう。よくわからないけど、すごい、何なの・・・・
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