あっちにもこっちにも春が来ました。
岩手山は冬のりりしい姿から、春のぼんやりとかすんだ優しい姿を見せるようになった。
ハクチョウは連日の北帰行。コウーコウーと鳴きかわしながらV字になったり、カギになったり、時には田んぼで長い旅にむけた腹ごしらえをしたり。思わず元気で頑張ってね~。と声をかけたくなる。
ネコヤナギもビロードの芽をつけている。あれをベンベロといったのは宮沢賢治。本当に言い得て妙だ。
あれほど積もった雪も道路からは姿を消した。先日中津川を見ながら土手沿いを歩いていたら、河原に大きな盛り土。何か大きな工事が始まるのかとよくよく見たら土をかぶった雪の山だった。大雪の2月にはここに雪捨てのトラックが列をなしたのだろう。少しずつ少しずつ静かに溶けていくのね。
なんだかありがとうと言いたい気分。誰に?何に?多分お日様にだね。
そして、待望のフキノトウも姿を見せ始めた。おお!あの苦みが何とも言えない。春の味だ。味噌汁、てんぷら、ばっけみそ。
これから、山菜の季節になる。ほろほろも食べなきゃ。
こうしてまた春を元気に迎えられた。感謝。感謝。
また川沿いの散歩も始めよう。
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