知人がお亡くなりになり、自宅にお悔やみに行くためにグーグルマップで道順を調べた。ふとストリートビューを見ると家の周囲で草取りをしている方がいる。アップにしてみるとなんと亡くなられた方ではないか!
ああこんな風に割烹着を着て、せっせと草取りをしてお家の周りをきれいにしていたんですね。時々腰が痛いと言いながら・・。お尋ねしたお家もこじんまりしていましたが、きちんと整えられていました。きれい好きな方だと聞きました。
もちろん、写真やアルバムで、故人の歴史や生活がわかることがほとんどだろうけど、それは親しい人たちの間で見られるものであり、故人を偲ぶ意図をもって見るもの。
でもストリートビューは不特定多数の人の眼の前に不意に現れる。別に個人情報がどうのこうのというのではない。無機質な地図上に不意に現れたその人の生活。ああ がんばって生きていたんだなあという驚き。
他の人も「亡くなった父親と猫が家の周りを散歩している様子がたまたまストリートビュ―に映っていて、思わずスクリーンショットした」と言っていた。「もう猫も死んでしまったし、ストリートビューも更新されてしまったけど。あの時は父親も猫も元気だったんだよね・・・」
地図上に不意に現れた知人の方は、私には亡くなってもお家を守っているように見えた。ストリートビューが更新されたら逢えなくなるけど、それまでしっかり元気で?いてくださいね。ありがとう・・・
きっぱりと老いが来た (Y)
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