「ミステリと言う勿れ」9月16日封切りの映画を見てきました。観客はやっぱり若い人が多かったです
原作ファンの中でも人気の高い「広島編」
代々遺産を巡る争いで死者さえ出るという、狩集家(かりあつまり け)の相続人のひとりである
汐路(しおじ)に頼まれ、訪れた先の広島で遺言書の開示に立ち会うことになった久能整君の話です。
一見犬神家の一族を思わせる遺産相続争い、おどろおどろしいお話のようですがそうでもないんです。
以下ネタバレを含みながら感想を述べてみます。
久能整君が子供について話すセリフがいいなあ。
《子供は子供はバカじゃないです。自分が子供の頃バカでしたか?》
《子供って乾く前のセメントみたいなんですって。
落としたものがそのまま跡になって残るんですよ。》
《半分こ して、大きいほうをくれる人が優しいとは限らない》
「僕は常々考えているのですが・・・
僕は攻撃されるとけっこう攻撃的になるんです。最近知った。」
このセリフは面白いよね。攻撃されて攻撃しない人もいるし、それは、自殺という自分への攻撃につながるんでしょうね。
深堀するといろいろ考えさせられるね。
何といっても謎を解くカギが、整君の特徴的な容姿と深く関係している。それにトレードマークのマフラーも意味深だ。汐路ちゃんが怖くてマフラーなんか巻けないと言っていたのに、最後にはしっかりと整君のマフラーを巻いて写真に写っている。一歩前進。
漫画は時代を先取りするね。漫画や漫画家は50年前には、現代でいうと数年前のユーチューバー的存在で、あまり社会的に評価されてなかったけど。今や漫画もユーチューバーは、時代先端を走る文化の創造者でもあるかもね。
日本の漫画の国際的な経済効果は大きいものがあるし。
そうだね。もう、日本は漫画がMANGAだよね。信じられないよ。生きてるといろいろな価値の変化がわかって、生きて
《ミステリと言う勿れ》 どうしてこういうタイトルなのかな?
現代社会で常識とされていることを本当にそうなのか?そうなのか?と疑いをもって考えて分析しているよね。心理的な意味合いがあるね。単にミステリというお話ではなく、日常にひそむ何気ない会話に偏見とスティグマが隠されている・・こわ~。
私もそう思ったけど、どこかで作者が「私にはミステリーなんか無理無理・・」
と言ってこういうタイトルになったと書いてあって・・・。あれ?
コメント