1985年(昭和60年)7月に株式会社講談社より発刊された『長寿の秘訣 松葉健康法』高嶋雄三郎著の復刻版です。
松葉は万能!日本人に最もゆかりの深い松の中に、自然治癒力を高め健康長寿を授けてくれるエキスがふんだんに入っている。 表紙カバーより
世の中に健康法というのは山ほどある。私もそこそこ試してみたことはあるがなかなか続かない。
自分の飽きっぽさは棚に上げてなんにでも半信半疑になる。「これって本当?‥」と疑う。
そんな私が「これいいかも・・」と思ったのは友人に勧められて松葉を噛んでみた時のことである。
口の中にすっきりと広がる清涼感。あれ?いいんじゃない!!!
コロナ禍でマスクは必須となり、息苦しいわ、不快感はあるわで 口をモゴモゴ動かすことも多い。マスクをずらしたり、外したり。あ~嫌だ 嫌だ
でも松葉を噛むとすっきり。それに夜寝る前に噛んでから寝ると、朝は口がネバネバしない!
松葉ジュースはちょっと飲みにくさはあるけど、やっぱりすっきり感はある。なんだか緑色のきれいな色のように体の中もきれいになるよう。
松葉をお風呂に入れるとポカポカ体が温まるし、お湯も汚れず、匂いもしない。
えー。こんないいものが身近にあったなんて。
しかも本を読んでみると、我が岩手県の岩泉町には「松爺」と呼ばれるお爺さんがいて、96歳になるまで毎週200本を超える松葉ジュースを作って友人たちに配って歩いたそうです。東日本大震災で家もすっかり流されても、松葉ジュースづくりは続け100歳で天国に逝かれたそうです。 そのあとを継いで「松葉友の会@岩泉」が発足したとのこと。『お松を愛する会』『お松ショップ』もある。
そういえば宮沢賢治の詩にも「松の針」がある。松がとても印象的。
さっきのみぞれをとってきたあのきれいな松のえだだよ。 おお おまへはまるでとびつくように そのみどりの葉にあつい頬をあてる そんな植物性の青い針のなかに はげしく頬を刺させることは むさぼるやうにさへすることは どんなにわたくしたちをおどろかすことか (中略) わたくしは緑のかやのうへにも この新鮮な緑のえだをおかう 今に雫もおちるだらうし そら さわやかなterpentine「ターペンテイン」の匂いもするだろう
コロナ禍で脚光を浴びた松葉健康法。松葉茶が売り切れ続出となったとか。これから大きな災害があっても松があれば大丈夫そう。古来から大切にされてきた松。これからも大事にしていきましょう。
何よりも病気で死なないというのが”松葉健康法”のキメテである。いいですね~。
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